
プロ2年目で打率.280・32盗塔と走攻守すべてで存在感を高めている読売ジャイアンツの浦田俊輔選手。その守備力を支えているのが、川相昌弘ディフェンスチーフコーチと取り組む「板グラブ」を使った地道な基礎練習です。小さなスペースでも実践できる守備練習のポイントを詳しく解説します。
走攻守すべてで存在感を発揮する浦田俊輔選手
2026年シーズン、読売ジャイアンツで飛躍を遂げているのが浦田俊輔選手です。プロ2年目ながらレギュラー級の活躍を見せ、数字にもその成長が表れています。
- 8月23日時点で打率.280(セ・リーグ5位)
- 8月21日時点で32盗塔を記録
俊足を生かした盗塁だけでなく、内野守備の面でも質の高さで存在感を発揮しています。その守備力を支えているのが、川相昌弘ディフェンスチーフコーチと取り組む特殊な基礎練習です。
使用するのは、通常のグラブとは大きく異なる「板グラブ」。地味に見える練習ですが、内野守備で重要な「捕ってから投げる」までの一連の動作を身につけるための工夫が詰まっています。
「板グラブ」を使うと守備の基本が身につく理由
板グラブは名前のとおり、捕球面が板のように平らになっている練習用グラブです。通常のグラブなら多少ボールが体から離れていてもグラブの先で捕球できますが、板グラブではそのような捕り方では簡単にボールがこぼれてしまいます。
そのため、自然と次の基本動作が身につくようになります。
- 足を使ってボールの正面に入る
- 体の前で捕球する
- 捕球と同時に反対の手をかぶせる
- 捕球後、素早く送球動作へ移る
重要なのは、単に「正面で捕る」ことが目的ではない点です。グラブ面をボールに対して前へ出し、体の前で捕球できれば、その後の送球動作にもスムーズにつなげられます。
岡本和真選手も過去に板グラブを使った練習に取り組んでおり、「足を使って前で捕ることで、次の送球へ移りやすくなる」というメリットを挙げています。
浦田選手が実践する捕球練習
浦田選手の練習では、捕球する選手の少し前でショートバウンドするようにボールを打ちます。捕球する際に注目したいのが左足の使い方です。
捕球前に左足のつま先を少し上げ、ボールを捕るタイミングで地面へ下ろします。捕球と足の動きを連動させることで、ボールを待って捕るのではなく、次の送球へつながるリズムを作ります。
板グラブで基本動作を確認した後は、通常より小さなグラブへ変更します。正面だけでなく逆シングルのショートバウンドも捕球し、実戦に近いハンドリングへ発展させていきます。
練習の流れをまとめると、次のようになります。
- 板グラブで正面捕球の基本動作を確認する
- 小さいグラブで正面・逆シングルの捕球技術を高める
- 通常のグラブで実戦につなげる
選手の中には、グラブだけでボールを追いかける癖がつくことがあります。板グラブや小さなグラブを使えば、「グラブで捕る」のではなく「足を使って捕れる位置へ移動する」感覚を身につけやすくなります。
プロ2年目で走攻守に存在感を示している浦田選手も、こうした地道な基礎練習を大切にしています。詳しい練習のやり方はこちらからご確認ください!





