稀にランニングが嫌い、若しくはやりたくないという理由に「足が太くなるから」と言う方がいます。皆さんはランニングで足首は太くなると思いますか?
足首に限らず、身体の形って人それぞれ違いますが、これ、実は身体の使い方がものすごく関係しています。例えば腹筋を使わない人の立ち方は腰が前へ出て反り腰のようになりがち。そのためお腹がポッコリ出やすくなっていきますよね。
足首も同じで普段の立ち方が大きくかかわってきます。立っている時に踵重心になり足の指が浮いてしまう、若しくはつま先重心になって足の指でものすごく踏ん張っているなど、日常の身体の使い方から足首をかためることに繋がり、そして、足首の形が変わっていきます。
つまり、ランニングが足首を太くしているというより、太くなる足首の使い方をしていることが問題なんですね。足首をかためずに使えるようになると、足首の形がきれいになるだけでなくランニングのパフォーマンスアップにも繋がります!
足首を細くするためにも、ランニングのパフォーマンスをアップさせるためにも、今回紹介するストレッチを是非試してみてください!
足首が太くなるのはふくらはぎの筋肉のかたさが原因
ふくらはぎの筋肉がかたくなってしまうと筋肉が下に引き下げられ、境目のない太い足首になってしまうのです。
では何故ふくらはぎの筋肉がかたくなってしまうんでしょうか?
これは普段の立ち方から関係してきます。まっすぐ立っている時、足裏のどの部分に体重がのっているか感じたことはありますか?通常、踵とつま先は7:3くらいの割合で体重がかかっています。
しかし、現代人はつま先や踵どちらかに大きく体重がのってしまっていて、このバランスが崩れている人が非常に多いのです。どちらかに体重が大きく偏ると、足首をかためることでバランスを保とうとします。こうやって足首は日々かためられていきます。
足首をかためる癖がついてしまうと、なかなか脱力させることが難しくなり、股関節の可動域への影響や、下半身の循環も悪くなることによる足の疲れやすさなど、他の部分へ波及していきます。もちろんそうなるとランニングのパフォーマンスも下がってしまうということになります。
足首をほぐすストレッチ
足首をやわらかくするために、以下のストレッチを試してみてください!ストレッチは力んでしまうと効果が落ちます。呼吸を止めずリラックスして笑顔で行ってください!
1.足指グーパー 50秒
長座で足の指を全力でグーパーするだけ!これが意外に難しい!継続して行ううちに動くようになっていきますので、諦めずに続けていきましょう!
2.タオルで足首を持ち上げる 50秒
タオルなどを足裏にひっかけます。膝を伸ばした状態でタオルを引っ張り、足首を持ち上げていくストレッチです。余裕がある方は仰向けで行いましょう。
3.立位でストレッチ 50秒
壁に両手をついて足を前後に開きます。そして後ろの足の踵を地面に近づけていきます。この時、後ろの足のつま先が正面にむいているか、しっかり目視で確認しましょう!つま先が少しでも外や内に向いているだけでストレッチ効果が薄れてしまいます。つま先が外を向く人が非常に多いのでここはしっかり確認してください!
バランスのトレーニング
足首がほぐれた状態でバランスのトレーニングも行いましょう!
・やり方
両足のつま先をまっすぐに向けた状態で縦一直線に並べます。その状態で足首、膝を曲げて身体を下に下ろして上げてを繰り返します。
・ポイント
このポジションをとると身体がグラグラしますが、足の指でグッと踏ん張らないこと、足指が浮かないことを意識して行いましょう!指で耐えるのではなく、足首をやわらかく使ってバランスをとります。
いかがでしょうか?今はよく分からないという方も継続すると感覚が掴めてくると思います。是非試してみてください!
ふくらはぎが無駄に太くなる走りはこれ(スピードもスタミナも落ちる) – YouTube