マラソン、ランニングで股関節を使っているかどうかは非常に重要です。股関節を使えないと楽には走れず、体力をロスしながら走ることになります。マラソンを走るうえで股関節をうまく動かすということは必須です!
とは言っても、どうやったら股関節をうまく動かせるようになるのでしょうか?今回はそのための動き作りである「トロッティング」を紹介します。ランニングの前にトロッティングを行って身体の使い方を変えていきましょう!
股関節を使えている走り方とそうでない走り方
実際に股関節が使えているか使えていないかでフォームはどのように違うのでしょうか?動画1:30〜股関節に注目してご覧ください。
股関節が使えていない走り方は股関節より前に脚が出ず、身体が前のめりになっています。一方、股関節が使えている走り方は膝が無理なくスムーズに上がってきているように見えます。
皆さんはどちらのフォームになっていますか?
トロッティングのメリット
股関節をうまく使えるようになる動き作りとして「トロッティング」というものがあります。これは動画内2:49〜行っていますが、緩い腿上げのような動きになります。
これを行うメリットは3つあります。
1.自分自身で股関節から脚を動かすイメージが持てれば良いですが、それが出来なくてもトロッティングを行うと勝手に股関節を使うことになります。
2.脚を左右入れ替えていった時に、1回1回片脚に体重をのせることになります。それを速く行うことによって効率のよい重心移動が身に付きます。楽に走るための体重の乗せ方もGETできるということですね。
3.そして、よく言われる身体の真下に着地するという練習にもなります!
トロッティングのやり方
ではトロッティングのやり方についてSTEPに分けて解説していきます。
STEP1
その場で地面から足を浮かさずに走っているイメージで動かしていきます。左右交互につま先立ちにして、同じ側の膝を少し前に上げていきます。これを左右交互に、まずはゆっくり行いましょう。その場で足を上げずに走る、これがトロッティングの基礎の動きになります。
STEP2
STEP1の動きをややスピードアップして行います。
STEP3
STEP2からさらにスピードを上げます。うまくできなければSTEP2に戻って確認しましょう。
STEP4
今までつま先立ちにしていた足を、地面から少し離します。それ以外は変わりません。その場で少し跳ねるような形で足を交互に入れ替えていきます。
STEP5
STEP4の動きをスピードアップさせます。
STEP6
STEP5からさらにスピードアップします。
STEP7
少し前に進みながらSTEP6の動きを行っていきます。はじめはゆっくり確認しながら行いましょう。前に進んでいきますが、足を身体の真下に着くのは変わりません!
これでトロッティングが出来上がりです!
いかがでしょうか?そこまで難しくない動きだと思います。ランニング前の意識づけにこのトロッティングを取り入れてみてはいかがでしょうか?
それでは動画をご覧ください。