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バドミントン プッシュを上手く打つコツ グリップは軽く握る・ラケットは高い位置で構える・肘と手首の動き

バドミントン プッシュを上手く打つコツ グリップは軽く握る・ラケットは高い位置で構える・肘と手首の動き

サーブリターンの1球目、ネット前での攻めの展開、特にダブルスではプッシュからの展開が重要になる場面が多いですが、球の軌道が沈まず思った通りに展開できない、肝心なところでネットに掛かってしまう、バックアウトやサイドアウトをしてしまうことが多いと相談を受けることが良くあります。

今回はプッシュを沈めて打つ、狙ったコースに打てるようになるコツを紹介していきます。

ポイントは3つ

  • 1.グリップは軽く握る
  • 2.ラケットは常に高い位置で構えておく
  • 3.肘と手首の動きで打つ

それでは順番に解説していきます。

グリップは軽く握る

ネット前で打つショットに関しては共通していえることですが、グリップを握り込んで持ってしまうと、ショットの微調整が効きません。

決め球になると力が入ってしまい、せっかくフィニッシュになるショットもアウトやネットに引っかけてしまう場面もよく見受けられます。

以前、「ドライブを沈めるコツ」でもご紹介しましたが、「手首を立てた状態でラケットを地面に対して90°〜120°に持つ」この状態でシャトルに合わせて打てれば、大きくアウトすることや、ネットに引っかかるリスクはかなり減ります。

あとはグリップと手の間に空間が出来るように軽く握るようにして、インパクトの際に少し握れば、十分シャトルのスピードも出るので、基礎打ちの際にグリップを軽く握る意識をして慣れていきましょう。

ラケットは常に高い位置で構えておく

プッシュでは出来るだけ高い打点で打てるようにラケットは上げておくのがベストです。

高さの目安は「肘の高さが肩より高い状態」。肘が肩より高い位置にあれば、必然的にラケットの位置も上がるので、打点も上がります。

この状態を維持しながらシャトルにラケットを合わせていけば、プッシュが沈むようになっていきます。

高い位置でラケットを維持しようとすればスイングもよりコンパクトにせざるを得ないので、自然と力が抜けた状態で打つことが出来るようになってきます。

肘と手首の動きで打つ

プッシュでコースを狙っていくには肘・手首の「回内」という動きが重要です。回内とは「親指が内側に回る」動きです。

シャトルに合わせて回内の動きをしながら打てば、沈めながら球を打てることが出来るので、アウトになるリスクも減ります。基礎打ちの際に意識して練習していきましょう。

それでは動画をご覧ください。

参照元:プッシュが浮いちゃう!?〜ポイントはラケットの握り方と腕の使い方〜

ABOUT THE AUTHOR

宮田心
学生時代はバドミントンに打ち込む中で、自身のケガをきっかけに鍼灸治療と出会い、感銘を受け、鍼灸師になることを志す。

経歴▼
学校名:此花学院高等学校(現大阪偕星学園高等学校)
バドミントン歴:22年
成績▼
大阪府シングルスベスト4
近畿大会ダブルスベスト16

現在は自身の経験を活かし、バドミントン選手のケア・指導はもちろんのこと、一般・スポーツ愛好家・アスリートの鍼灸治療・トレーニング・リハビリテーションを組み合わせながらその人にとって「使いやすいカラダ」にコーディネートする治療家として幅広い年齢の施術を担当している。
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