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ランニング LSDの時にフォームで意識するべきこと2つ 姿勢への意識・股関節から足を動かす|マラソン 長距離 練習法

ランニング LSDの時にフォームで意識するべきこと2つ 姿勢への意識・股関節から足を動かす|マラソン 長距離 練習法

マラソンや長距離の練習法の中に「LSD」があります。これは「ロング・スロー・ディスタンス」の略で、言葉通りゆっくり長く走る練習法です。

LSDは長く走り続ける脚を作るのに有効な練習法ですが、ゆっくりしたペースになると、意外に慣れてなくて走り方が分からなくなるということがあります。実はスピードが速い方がフォームって意識しやすいものなんです。

ゆっくり走る練習ですが、2時間3時間と走るため、崩れたフォームで走っていると怪我のリスクは上がります。

今回はLSDの時のフォームについて解説します。フォームを崩さず安全にトレーニングするために、是非参考にしてください。

上から引っ張られている意識を持つ

LSDではゆっくりとしたペースで走るため、何も意識していないと腰が落ちたフォームになりやすいです。

そのため、LSDを行う時は姿勢への意識を持つことを忘れないでください。どういう意識が必要かというと、頭を上から引っ張られているような意識です。

頭を上から引っ張られている意識を持つと、頭から足までが一直線になるような姿勢となり、自然と腰が高い位置をキープできます。また、脚への負担も減り、楽に走れる感覚が得られると思います。

ペースはゆっくりでよい練習法ですが、ダラダラ走るのではなく、きれいな姿勢で走る意識を持ちましょう。

股関節から足を動かす

もう1つLSDで陥りやすいのは、股関節を使わず膝下だけで走ってしまうこと。必死で足を動かさなくてもペースとしては問題なく走れてしまいます。そのため、何も意識していないと股関節を使わず、足の末端部だけを動かして走ってしまうことが多いんです。

この走り方を続けていると、ペースを上げても股関節を使えなくなってしまったり、地面を蹴るような走り方になってしまうため、体には覚えさせたくありません。

LSDの時も股関節から足を動かすという意識を持つように心がけましょう。

股関節を使おうとして膝が上がり過ぎると、ペースが上がってしまう可能性があり、それではLSDの練習ではなくなります。股関節を大きく動かすというより、股関節から足を動かすという意識だけしっかり持ちましょう。それだけでも足の動きは変わります。

意識していないとフォームを大きく崩してしまう可能性があります。ゆっくりなペースですが、LSDも重要な練習です。LSDのトレーニング効果を出すためにも、しっかり上記2点を意識して取り組んでみてください!

参照元:【怪我回避】LSD時に意識すべき2つのフォーム意識

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パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
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