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野球基礎知識 逆走のルール 進塁の順番、帰塁の順番をしっかり覚える

野球基礎知識 逆走のルール 進塁の順番、帰塁の順番をしっかり覚える

走塁練習です。
野球のルールをしっかり理解し、落ち着いたプレーをすることで走塁ミスを減らしたいという人にオススメです。

前回の野球基礎知識編で、塁上の占有権(塁上に2人のランナーがいたとき)のルール解説をいたしました。その動画の中で、もともとの2塁ランナーが1塁への逆走に成功するシーンを紹介いたしました。ユーザーさんからも「2塁から1塁への逆走ってありなの?」という質問を頂きました。
この質問について、解説するとともに、逆走、進塁、帰塁について覚えておかなければならないルールについてご紹介いたします。

2塁から1塁への盗塁

まず、メジャーリーグでは1920年まで2塁から1塁を目指すなどの「逆走盗塁」は認められたプレーでした。
現在では、守備を混乱させること、試合を愚弄(ぐろう)することを狙って逆走をした場合、審判がタイムを取りそのランナーはアウトになります。故意の逆走は禁止になっているわけですが、動画のように、勘違いによる逆走はアウトにならないということになります。
1920年までメジャーリーグでは、2・3塁の場面で2塁ランナーが1塁へ逆走盗塁。1・3塁にして、ダブルスチールで点を取るという作戦も。当時守備側からの抗議があったとの記録もあるので、認められていたというよりは、当時は「禁止にしていなかった」だけなのかもしれませんね。

進塁の順番、帰塁の順番

今年、巨人戦でもあったシーンです。巨人・坂本選手の右中間の打球。1塁ランナー重信選手が2塁ベースを踏んだところで、そのフライの捕球を確認。帰塁する際、2塁ベースを踏まずに帰塁してアウト、試合終了になりました。
野球規則にも「進塁は1塁、2塁、3塁、本塁の順に各塁に進塁しなければならない。戻るときもその逆順に再度触れていかなければならない。」と説明されています。重信選手の場合、2塁ベースをけって3塁へ向かい、途中で1塁へ戻ってきてしまったことになるわけですね。
当たり前の話ですが、やはりプロの選手でも「焦り」でこういった間違いをしてしまうのですね。しかし逆転サヨナラのチャンスに出てしまったのは不運としか言いようがありません。

驚いた。あの選手も同じミスを・・・

2015年、あのイチロー選手も同じようなケースでミスをしています。混乱した。とのコメントも。巨人・重信選手のミスに対し高橋由伸監督は「野球選手としての問題」と厳しいコメントを残しました。
しかし、スポーツ報知のデータによると、巨人軍・長嶋茂雄終身名誉監督は、現役時代に同じミスを3回しているそうです。(1960年6月25日広島戦、1964年5月21日中日戦、1968年5月16日大洋戦)
ホームランのベース踏み忘れだけでは無かったんですね。

二塁ベース踏み忘れでゲームセット 岩瀬最多登板新記録

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