今回は、内臓脂肪と皮下脂肪、この2つの違いについて解説します。ダイエットをしたい方は、自分自身がどちらの脂肪が多いタイプなのか、どちらの脂肪をターゲットにダイエットを攻めていくのかを考えるために、まず脂肪というものの理解を深めていきましょう!
脂肪は2種類ある
シンプルに考えると体の内側についているのが内臓脂肪、外側についているのが皮下脂肪です。お腹の部分で言うと、腹筋の内側についているのが内臓脂肪、外側についているのが皮下脂肪。
よく肥満気味の人に対して「リンゴ型」「洋ナシ型」という言葉を使いますが、リンゴ型は内臓脂肪が、洋ナシ型は皮下脂肪が多い傾向があります。
それではそれぞれ詳しくみていきましょう。
内臓脂肪の特徴
内臓脂肪の特徴を6つ記載します。
1.内側につく
2.年齢を重ねるごとに増える
3.お腹が出る原因
4.病気の元になりやすい
5.分解されやすい
6.臓器を衝撃から守る役割
内臓脂肪は内臓の周りについているというイメージを持っている方も多いと思いますが、主には小腸の裏側に蓄えられます。
年齢を重ねるごとに増えやすいという特徴があるため、年をとって体脂肪が増えてきたと感じる場合は、この内臓脂肪が増えているのではないかと考えられます。
また、男性の中年期に多いポッコリと出たお腹。これもおそらく内臓脂肪の仕業。メタボリックシンドロームなどの病気になりやすいため要注意です!
しかし、この内臓脂肪は分解されやすいんです!運動をしたり食事制限をして消費エネルギーを増やしていった場合、先に分解されるのは内臓脂肪です!
皮下脂肪の特徴
次に皮下脂肪の特徴について記載します。
1.外側につく
2.体温を維持する役割
3.分解しにくい
4.年齢に関係なくつく
5.体全体につく
6.一定量は必ず必要
体温を維持する役割があることが目立つ特徴です。人間は常に体温がある程度一定に保たれています。そのエネルギー源になっているのが皮下脂肪なんです。そのため、体温維持が大変な冬場の方が、これによるエネルギー消費が多いため基礎代謝が高いと言われています。
体温調節は人間が生きるうえで欠かせない機能のため、体温調節に必要な皮下脂肪がゼロになってしまうことは危険です。ある一定量は生きるうえで必ず必要になります。そのため、分解されにくく、減らすことが難しい脂肪です。
脂肪の効率的な落とし方
内臓脂肪にしても皮下脂肪にしても、アンダーカロリーの食事と運動をすることで少しずつ減らすことが可能です。
特におすすめなのは早朝の有酸素運動。
脂肪の分解に関与しているホルモンは血糖値が低い時に分泌されるため(諸説あり)、1日の中で最も血糖値が低い朝に、脂質をエネルギー源にしやすい有酸素運動をするのが効率的です!
ちなみに、脂肪燃焼サプリメントについてですが、これは適切な運動と食事を行って初めて効果が出るものです。何もせずにサプリメントだけ飲んでいれば痩せるというものではないので、まずは食事を整え、運動を継続して行っていきましょう!
それでは動画をご覧ください。