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皮下脂肪を減らすなら運動よりも食事 味方にすべきは食物繊維!|浮き輪肉 お腹 ダイエット 減量 食べ物

皮下脂肪を減らすなら運動よりも食事 味方にすべきは食物繊維!|浮き輪肉 お腹 ダイエット 減量 食べ物

お腹周りにつまめる肉、ベルトの上にのっかる肉、浮き輪肉、皆さんもお持ちですか??

子どもの頃はなかったはずなのに、社会人になって仕事や家事、育児に忙殺されていると、気づいたら成長している皮下脂肪。そして厄介なのが、なかなか無くなってくれないこと。

今回はそんな皮下脂肪と向き合うために必要な知識についてお伝えします!長い戦いになるかもしれませんが、地道に努力を重ねて皮下脂肪を撃退しましょう!

そもそも皮下脂肪とは

脂肪には2種類あります。1つは皮下脂肪!そしてもう1つは、これもおそらく聞いたことがある内臓脂肪。皮下脂肪は文字通り、皮の下についている脂肪。まさに体表からつまめる肉です!内臓脂肪は内臓の周りについている脂肪。この2つ、性質も異なります。

皮下脂肪は内臓脂肪に比べ、脂肪を分解するための細胞が少ないと言われています。つまり、皮下脂肪は脂肪を分解しづらい環境ということ。だから皮下脂肪は最後の最後まで残るんです。まずは内臓脂肪が落ちて、次に皮下脂肪が落ちる。この分解されやすい順番をしっかり押さえておきましょう!

では皮下脂肪はどのくらいで落ちていくのでしょうか?

皮下脂肪は1日にどれだけ頑張っても100gくらいしか落ちないと言われています。例えば脂肪を3kg落としたいとなった場合、毎日頑張って1日のMAX値である100g落としたとして1か月かかる計算です。でもこれは毎日かなり頑張った結果。頑張りすぎないダイエットの場合、だいたい3か月くらいすれば何かしら効果を感じられると思います。もちろんそれぞれのペースによって変わってきますので、あくまで目安。3か月たっても何も変化が感じられない方もいると思いますが、諦めずダイエットを継続しましょう!皮下脂肪との戦いは我慢比べです!

運動だけで痩せようとしない

これ、意外に落とし穴だったりします。「ランニング=痩せる」みたいなイメージが強くありませんか?でも実は、運動よりも食事で脂肪を落とす方が効果的なんです!

15分の有酸素運動で落ちる脂肪量は10g、15分の筋トレで落ちる脂肪量は5g。それに対し、食事をバラ肉からロースに変えることで脂肪が50g落ちるそう。でも普段からどのくらい肉を食べているかなど、もっと詳細な情報がないとにわかには信じがたいですよね。

そこでもう1つの研究結果を紹介します。ペンシルベニア州立大学が行ったもので、3か月間食事の工夫だけを行ったグループと、食事の工夫にプラスして有酸素運動を行ったグループでどのくらい痩せるスピードに差があるかを検証したところ、食事だけ工夫したグループは-6.3kg痩せたのに対し、食事の工夫+有酸素運動を行ったグループは-6.8kg。なんと0.5kgしか変わらないという結果が出たんです。

この研究からも、脂肪を落とすためには、運動よりも食事の方が貢献度は大きいということが分かります。運動だけで脂肪を落とそうとせず、多かれ少なかれ、食事を工夫していきましょう!

自然に食欲を抑える鍵は「食物繊維」

食欲を我慢するのではなく、食欲を自然に抑えられるかということは皮下脂肪を減らすうえで大切です。ダイエットの根本と言ってもいいかもしれません。

食欲というのは、飢餓状態を避けるために備わっている反応のため、食事を制限すればするほど強くなるのは当たり前で、それを意志の力だけで抑えようとすること自体、少し無理があります。

ではどのように食欲を抑えればよいのでしょうか。その鍵は「食物繊維」です。具体的には食物繊維を15g程摂ると、満腹信号が脳に伝えられ、自然と食欲が抑えられやすくなります。

ちなみにマッチョの方の食事でブロッコリーがよく登場するのは、食物繊維が豊富なためです。もちろん他の栄養素が優れているからでもありますが、愛用される一番の理由は食物繊維の豊富さ!

食物繊維を味方につけて、食事を工夫しながら、じっくり皮下脂肪を落としていきましょう!

動画では他にも様々な情報が分かりやすく説明されています。興味がある方は是非最後までご覧ください。

参考元:お腹の皮下脂肪が落ちない人がやっている最悪な7つの共通点とは?

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パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
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