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八村塁 得点能力向上に必要なフィジカルとスキル|バスケットボール 日本代表

八村塁 得点能力向上に必要なフィジカルとスキル|バスケットボール 日本代表

NBA ロサンゼルス・レイカーズでプレーする八村塁選手は、その卓越した技術と驚異的なフィジカルで輝きを放っています。得点能力の高さはもちろん、彼のプレイを支えるのは、日々の厳しいトレーニングと綿密なスキルの研磨です。

本記事では、八村選手のトレーニング方法と、彼が世界のトッププレイヤーとしての地位を築いた経緯と要因を深掘り、スキルアップを目指す選手へその道筋のヒントを示します。

アマチュア時代の八村塁選手

八村塁選手は富山県出身のバスケットボール選手。日本人の母とベナン人の父の長男として生まれています。100 m走の全国大会に出場する走力と所属する野球チームではピッチャーとキャッチャーを兼任する肩力と、幼少期から高い身体能力を誇っていました。

同級生の勧めもあり、中学ではバスケットボール部に入部。その才能は一気に開花します。地元・富山市の奥田中学校では中心選手として、第42回全国中学校バスケットボール大会準優勝へチームを導き、大会ベスト5に選出されます。

高校は宮城県の明成高校に入学し、1年時から活躍。第44回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会決勝戦では32得点を記録するなど、優勝に大きく貢献します。その後、同大会3連覇を果たすなど、その名が日本バスケットボール界に知れ渡る活躍を続けていき、舞台はアメリカへと移ります。

明成高校が三連覇を果たす土台となったルーティンワークは、下記の動画で紹介されています。

参照元:【高校バスケ・明成】八村塁選手も取り組んだ明成高校のルーティーンワークを紹介

中でも、ドリブルのピボットは重要な練習のひとつとして挙げられます。プレーヤーはまず一人でフィールドに立ち、ドリブルとピボット、すなわち足を軸にして体を回転させる動作を行います。このシンプルながらも基本的な動きを反復練習することで、ボールハンドリングのスキルを高めるのです。

高校卒業後、ゴンザガ大学では日本生まれの男性日本人として初めてNCAAトーナメントにも出場し、準優勝を果たしました。

1巡目指名でNBAの世界へ

2019年のNBAドラフトで、ワシントン・ウィザーズから1巡目9位指名を受けます。日本人でNBA1巡目指名を受けるのは初の快挙となりました。最初のシーズンとなった2019-2020シーズンでは、ルーキー2位となる6.1リバウンドを記録し、13.4得点をマーク。NBAオールルーキーセカンドチームに選出されました。

その後、2023年にトレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍。レブロン・ジェームズのチームメイトとなります。2023-2024シーズンはキャリアハイとなる36得点を記録し、更なる飛躍が期待されています。

八村塁選手の特徴

八村塁選手のバスケットボールでのプレイスタイルは非常にダイナミックで、その物理的な特徴から多くの利点を引き出しています。彼のプレイの中心は、強力な身体を活かしたドライブと、敏速なフットワークによるディフェンスの突破です。

また、八村選手は優れたジャンプ力を持ち合わせており、リバウンドやブロックにおいても重要な役割を果たしています。彼のプレイは非常に攻撃的で、常にゴールを意識した動きが特徴です。このようなスタイルは、彼が持つ技術的なスキルと完璧に融合しており、相手チームに対して常に脅威となっています。

2023年FIBAバスケットボールワールドカップでは日本代表としての活躍が期待されていましたが、契約やコンディションなどの状況から出場辞退。しかし、上記に挙げたような八村選手の役割、プレースタイルは日本代表の躍進に繋がるものと期待されており、今後の動向が注目されます。

フィジカルにおける特徴

八村塁選手のフィジカル能力は、その卓越したバスケットボールプレイの基盤となっています。

203cmの身長と104kgの体重、特に筋肉質な体は強度の高いコンタクトプレイでも優位性を保ちます。彼の体力と持久力は、長時間にわたる試合で常に高いパフォーマンスを維持するために不可欠です。さらに、八村選手はその速さと敏捷性を活かし、素早いブレイクやカットインで相手を翻弄しています。

八村選手がどのようにフィジカルを鍛えたか

そんな八村塁選手の身体を作っているフィジカルトレーニングは、非常に厳しく計画的に行われています。

彼のトレーニングメニューには、ウェイトトレーニング、スプリント、アジリティドリルが含まれており、これらはすべて彼の体力とスピードを向上させるために欠かせない要素です。ウェイトトレーニングでは、特に下半身の強化に重点を置いており、これが彼の強力なジャンプ力とスピードの源となっています。

また、バランスと柔軟性を高めるためのヨガやピラティスも彼のルーティンに組み込まれており、これにより怪我のリスクを減らしながら全体的なパフォーマンスの向上を図っています。

その八村選手のフィジカルの強さが光るNBAキャリアハイの得点をマークした試合の動画からご覧ください。

参照元:🔥自己最多の36点🔥八村塁が6本の3ポイントを含むキャリアハイの大爆発|2023-24シーズン ハイライト(2024/2/15)【NBA Rakuten】

技術だけではない八村選手の技術

八村塁選手のバスケットボールスキルは、ただのフィジカル能力だけでなく、高度なテクニカルスキルにも裏打ちされています。彼はシューティング技術を磨き上げるために、フォームの修正やシュートの練習に無数の時間を費やしています。

中でも、ディフェンスのマークを相手選手のディフェンスのマークを外し、ジャンプシュートをするという得点パターンはスキルアップを目指す選手に大きなヒントを与えてくれるでしょう。

相手ディフェンスにマークをつかれた時、1歩目にドリブルしながら相手にコンタクトし、2歩目で外側(相手選手から離れた位置)にステップを踏み、ジャンプシュートを打ちます。

参照元:NBA八村塁も使ってる!ペイント周りで身につけたいシュートスキル!/T’s Factory

一度相手選手を押し込んでから、離れるこの動き。相手選手のディフェンスから距離を取りやすくなり、シュートを打ちやすい状態を作ることができるため、子どもや女性選手にもオススメです。

ドリブルスキルも同様で、様々なドリブルテクニックを駆使してディフェンダーをかわす練習を行っています。このような総合的な技術の向上が、彼を世界のトッププレイヤーの一人に位置づけているのです。

八村塁選手のバスケットボールへのアプローチは、フィジカルと技術の両面から徹底しています。彼の成功は、天賦の才能だけでなく、厳しいトレーニングと絶え間ない技術の研磨に支えられています。だからこそ、多くの選手にヒントを与えてくれるでしょう。ぜひ、八村選手の試合でのプレーや練習風景から、多くを学びスキルアップを目指してください!

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