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肩を痛めないために!インナーマッスルのトレーニング

肩を痛めないために!インナーマッスルのトレーニング

インナーマッスルとは?

「インナーマッスル」という言葉は、今では一般的にも使われる言葉になりました。しかしながら、具体的に何を指すのか、イメージしきれていない人のために簡単に説明したいと思います。

筋肉の分類の中に、「遅筋」と「速筋」で分ける分類方法があります。簡単に言うと、「遅筋」とは、持久力に富んだ筋肉。「速筋」は大きなパワーを出せる筋肉です。きれいに分けられるわけではなく、1つの筋肉の中に、遅筋繊維と速筋繊維が混在していて、その割合によって、遅筋繊維が多ければ「遅筋」に、速筋繊維が多ければ「速筋」に分類されます。

重りを使ったトレーニングで大きくなるのは「速筋」。ただ立っているだけ、座っているだけの時、姿勢を保ってくれているのは「遅筋」。

インナーマッスルは、基本的には「遅筋」に該当します。体表からは見えづらい、身体の奥の方で、人知れずずっと身体を支えてくれている筋肉がインナーマッスルです。

肩のインナーマッスルは、肩関節がはずれないように、常に肩関節を支えてくれている「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」の4つがそれにあたります。

インナーマッスルを鍛える意味

大きなパワーを出せる筋肉ではないし、身体のシルエットを変えてくれる筋肉でもないので、地味で目立ちません。そのため、何か競技をしていない限り、率先して鍛えている人は少ないと思います。しかし、このインナーマッスルを無視して、トレーニングを続けていると痛い目をみることも。

インナーマッスルの対の言葉として使われるのが「アウターマッスル」。これは、皆さんがまずはじめに想像する、体表にある大きな筋肉です。上半身だと、大胸筋や広背筋、三角筋、上腕二頭筋や上腕三頭筋などがそうです。これは「速筋」ですね。

では、アウターマッスルばかり鍛えるとどうなるか。

アウターマッスルは、運動軸から離れた場所に筋肉が付着しているため、関節にとっては雑な動きになります。そして、そんな状態でトレーニングをずっと続けていると、いつか肩の関節に痛みが発生します。

それを回避するのが、インナーマッスル!
インナーマッスルは、運動軸に近い部分の骨に付着するので、精密な関節動作が可能です。
インナーマッスルも鍛えて、肩関節を精密に動かせる状態をキープしたまま、トレーニングに臨むと、ケガもしづらいですし、五十肩の予防にもなります!

身体を大きくするためにも、継続してトレーニングが出来る身体を作っておくことは大切です!インナーマッスルのトレーニングも定期的に取り入れましょう!

それでは動画をご覧ください!

【肩の痛み】柔道整復師が教えるインナーマッスルの鍛え方【野球肩】

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