ピッチャーが投げたボールを、上手にミートできず、バッティングに対して苦手意識を持ってしまう…。そんな、悩みを抱えた選手は、多いことでしょう。
ミート力は、筋トレとは違い、力任せに鍛えることができません。何も考えず、バッティング練習をしていても、ミート力を向上させることはできません。
そこで今回は、ミート力を確実に向上させる練習方法を紹介させていただきます。ミート力を向上させるためにも、本記事を参考に、練習に取り組んでいきましょう!
トスバッティング
ミート力を上げるために、取り組んで欲しいのは、トスバッティングです。
通常のトスバッティングは、ネットに向けてボール打ちますが、ミート力を向上させるために、人に向けて打ちましょう。人に向けて打つためのポイントを紹介します!投げ手と打つ人、打球を捕る人の3人を必要としますので、人数を揃えて取り組みましょう。
<ポイント>(動画1:52)
- ・打球を取ってくれる人に対して、ワンバウンドで打ち返せるように練習しましょう。
- ・ワンバウンドで打ち返せるようになったら、ノーバウンドで打ち返します。
- ・ノーバウンドで打てるようになったら、ワンバウンドとノーバウンドのどちらを打つか1球ごとに変えて打つようにしましょう。
ワンバウンドとノーバウンドだけでなく、難易度を上げて、ショートバウンドやハーフバウンドなど、バウンドをコントロールして打つのも、おすすめです!
上から投げてもらう
<やり方>(動画5:43)
トスバッティングに慣れてきたら、少し離れた距離からボールを投げてもらい、そのボールをトスバッティングと同様に、捕り手に打ち返していきましょう。
<注意点とポイント>(動画4:57)
- ・膝を柔らかく使うことがポイントです。アウトコースのボールや低めのボールも膝を使って打ちにいきましょう。
- ・バットの芯と顔の距離が、遠くならないように注意します。
- ・バットを逆手で持って打つことや、手と手の間の間隔を少し離して打つなどの工夫をすることも重要です。
難易度は高いですが、試合と同じ距離でも打球をコントロールできることを目指して、練習に取り組んでいきましょう!
バットの芯に当たらなくても良い
ボールがバットの芯に当たるように、指導されることは多いでしょう。しかし、バットの芯に当てることだけを考える必要はありません。
バットは、芯だけが全てではありません。試合でもバットの芯以外の部分に当たって、ヒットが生まれる場合もあります。
芯以外の部分も使い、まずバットにボールが当たる感覚を覚えましょう!
ミート力の向上は、正直難しい課題です…。今回紹介した練習方法は、難易度が高い内容も含みますが、高い壁を乗り越えるためにも、辛抱強く練習を続けましょう!
詳しい練習内容は以下の動画からご覧ください。