平泳ぎにおいて、手の動き、脚の動きがきれいにできていたとしても、その両方のタイミングが合わないとうまく進むことができません。キックとプルのタイミングは、平泳ぎにチャレンジする人はいつかはぶつかるところではないでしょうか?
キックとプルのタイミングについて検索するとたくさんの情報が公開されていますが、その1つ1つを意識しようと思っても、なかなか全てを一遍に意識することは難しいですよね。。。
ですので、今回は意識するポイントを1つに絞って紹介します!色々考え過ぎてうまくいかなくなったら、これだけ考えて練習してみてください!
原因を知るための確認ポイントは「動きが止まらないこと」
プルの時の手の広さでタイミングがずれるという人がいます。しかし、プルの手の幅で全員に共通してこのくらいがよいという幅はなく、動きを止めないためにご自身の中で最も動きやすい手の幅が正解になります。
他にもキックのちょっとした角度の違いでタイミングがずれる人もいれば、プルをした後、脇をしめたタイミングで止まってしまっている人もいます。
つまり、タイミングが合わない原因は人それぞれなんです。ですので、一概にタイミングの合わせ方をお伝えすることはなかなか難しい。。。
ただ、1つ言えることは、タイミングが合わない原因の見つけ方としては「動きが止まらないこと」にフォーカスしてご自身の泳ぎを振り返ってみることです。手と脚のタイミングが合わない方は、おそらく動きがどこかで止まっています。まずはどこで動きが止まっているかを見つけましょう。
タイミングを合わせるために意識するポイントは「体を前に進めるため」の手
次にタイミングを合わせるために意識するポイントについてお伝えします。
手と脚はそれぞれうまく動かせることが前提で、そのうえでタイミングが合わないとなった時、手を意識することで脚は自然と曲がってきます。手の何を意識するかというと、「体を前に進めるために」手を動かすことができているかどうかです。
手は自転車で言うとペダルの役割を担います。手をかくことで体が前に進むということを改めて思い出しましょう。細かい部分にばかり意識がいってしまうと、体を後ろに残した状態になっているケースがあります。そうなると手と脚のタイミングは合いません。
例えば、プルで肘を立てることに意識を集中して、胸を凹ませるような動きになっていませんか?脇をしめる事を意識しすぎて脇をしめたタイミングで一瞬動きを止めていませんか?
手をかくことで体が前に出ていくことを意識すると、体を前に進めやすい幅が自然と決まってきます。そうすると自然と脇もしまり、手を前に出しやすくなります。ポイントは「体を前に進める」意識です。プルの際にしっかり体重を前に乗せられるよう練習しましょう。体が前に進めば自然と脚が曲がってくるため、タイミングも自然と合ってくるでしょう。
キックとプルのタイミングを確認する際は、動きがどこかで止まっていないか、腕が邪魔していないかを今一度確認し、細かいことは一旦置いておいて「体を前に進める」ことを意識して練習してみてください!
それでは動画をご覧ください。