人間の普段の生活のなかで、一定の姿勢をキープして動き続けたり、作業をすることがあると思います。その時に身体にとっていい姿勢で動き続けている人は少数です。仕事等で8時間も同じ姿勢でいると自然と身体は凝り固まってしまいます。その姿勢が当たり前になってしまうと身体の動きが悪くなり日常生活やトレーニングに影響を及ぼしてしまいます。
主にトレーニングをしている方たちのために猫背や巻き肩を改善するコンディショニングについて説明していきます。
猫背になる原因
猫背になる人は、生まれつきの骨格の問題もありますがデスクワークの方に多いです。姿勢の良い座り方は骨盤がニュートラルからやや前傾位にあり、脊柱がS字を描いている状態です。
デスクワークの方の座り方は骨盤が後傾し腰椎が背もたれにしっかり当てるように座ると背中は丸まります。パソコン等の画面を見ようとすると顔が前に出てさらに背中が丸まります。デスクワークの姿勢は前腕、僧帽筋上部の過収縮状態が続き肩こりの原因となり巻き肩、猫背になってしまいます。
このような姿勢の人たちはトレーニングをするとき胸を張れないということが起こります。なので、僧帽筋上部、小胸筋周りはしっかりと解す必要があります。
僧帽筋上部の凝り改善
一番簡単なやり方は肩もみです。さらに良い状態にするには左の僧帽筋上部を解す場合、首を右に倒し、左腕を地面に突き刺すように伸ばしてください。そうすると僧帽筋上部がよく伸びるので、その状態で指で解してください。時間は30~60秒くらいでおこなってください。
前腕の凝り改善
前腕の腕橈骨筋部分をつまんで揺らしてください。軽く痛いと感じる人こそしっかり解すようにしてください。道具を使うとしたらマッサージガンやコンプレフロスがおすすめです。
小胸筋の凝り改善
鎖骨の内側半分に大胸筋上部が付着していて、半分からやや外側に三角筋前部が付着しています。その境目の下あたりに肩甲骨から第3~5あたりの肋骨に向けて小胸筋が付着しています。
大胸筋の下に付着しているので、指で解す際は奥に突っ込む意識でないと効果は薄いと思います。巻き肩や猫背の人は、凝りが見つかりやすいと思うのでそこを重点的に解していきましょう。道具を使うとしたら骨盤職人やコンプレフロスがおすすめです。
道具が無くても指での指圧をするだけでも、少しずつ改善はされますので猫背や巻き肩にお悩みの人は是非お試しください。コンディショニングはトレーニングをする前の筋肉を動かすための準備となるのでしっかりと行うことをおすすめします。