水泳でまずはじめに練習するのはクロール。しかし、クロールも楽にすいすい進む泳ぎ方をしている人もいれば、必死で泳いでいるけどあまり進まない人もいますよね。子どもにはすいすい泳いで欲しいと願いながらも、何をどう教えていいか分からないという親御さんのために、今回はクロールのコツを4つお伝えします!
泳ぎ方は少しの意識でも変えられます。そのためにはまず、正しいフォームを知ること、動きのイメージが持てることが大切。是非参考にしてください!
姿勢は水面と水平に
何も意識せずに水中で伏し浮きをすると基本的には脚が沈んでいきます。脚が沈んだ状態というのはどの泳ぎ方においても、水の抵抗が増えてしまうためいいことではありません。体はできるだけ水面と水平になることが理想です。
体を反らさずに「伸ばす」というイメージで、体をできるだけ水面と水平を保てるよう意識して練習しましょう。
また、バタ足は膝を大きく曲げて蹴るのはNGです。膝下が水面から出る分、体が沈みやすくなり、水面と水平を保つことが難しくなります。両足の親指が軽くふれるくらいの足幅で、やや内股にし、縦のふり幅は足1つ分くらいを意識して練習しましょう。
肩から大きく腕を回す
クロールの推進力は腕で決まります。推進力を大きくするためには腕を大きく回すと良いです!そして、大きく腕を回すために、腕が体よりも後ろに回ったタイミングで、腕だけではなく胸を開いて回す意識をもちましょう。
水中で息を吐く
意外と多いのが水中で息を止めてしまうこと。これでは徐々に苦しくなって長い距離を泳ぐのが難しくなります。水中では息は止めず、鼻から長く息を吐き、息継ぎで顔が水面に出たタイミングで「パッ」と口をあけて呼吸します。
息継ぎの時、顔を回転させるタイミング
息継ぎの際、息継ぎをする側の腕を回し始めたら、顔を横に向けて息継ぎをします。その後、腕が前へ戻って来るよりも先に顔を水中に戻します。戻すのは腕と顔を同時にではなく、顔が先!この順番を頭に入れておきましょう!
息継ぎの際の顔の動きは、上へ上げるのではなく、そのまま横を向くように動かします。伸ばしている方の腕が枕になるよう、耳は伸ばしている腕にくっつけます。
いかがでしょうか?この動画は子どもに教えることが目的ですが、大人の方でも上記の中でいくつか忘れているポイントがあるのではないでしょうか?基礎中の基礎かもしれませんが、どこまでいっても基礎は大切!子どもにも教えながら、ご自身ももう1度上記を思い出して泳いでみてください!