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MLB新ルール 守備シフトの制限とベースの拡大とは 大谷シフトにも影響が

MLB新ルール 守備シフトの制限とベースの拡大とは 大谷シフトにも影響が

2023年シーズンからMLBで導入された新ルールが注目を浴びています。長時間化する試合のペースアップと選手の安全のために導入されたルールですが、ゲームを大きく変える可能性があり、影響が広がっています。

導入された新ルールは以下の3点です。

  • ピッチクロック
  • 守備シフトの制限
  • ベースの拡大

本記事では「守備シフトの制限」と「ベースの拡大」について詳しく紹介します。

守備シフトの制限

内野手は2塁ベースの両側に2人ずつ配置されたため、塁間に3人を置いたり外野を4人で守ったりすることが禁止となりました。さらに、ピッチャーの投球時に内野手全員の両足が内野で着地している必要があります。内野と外野の境界は、芝生の切れ目が目安です。

また、守備シフトの制限はリプレイ検証の対象のため、規則違反をした場合はバッターに1ボールが付与されることになります。しかし、規則違反をした場合でもバッターが出塁するケース(ヒットやホームラン、エラー、四死球など)では、プレーは続行。凡打や空振り、三振などの場合は、そのプレーは認められず1ボールが付与されます。

近年急増している、強打者に対する極端な守備シフトが禁じられる新ルール。大谷シフトと呼ばれる1.2塁間に内野手3人を配置する守備シフトも当然禁止となりました。

ベースの拡大

選手の怪我予防として、ホームベースを除く1〜3塁ベースが旧来の15インチ(約38.1センチ)四方から18インチ(約45.7センチ)四方に拡大されました。これによって、1塁から2塁と2塁から3塁への距離は約11.4センチ短くなります。

昨年から試験的に導入されていたマイナーリーグでは、ベース付近の怪我が13%以上減少したというデータが出ており、安全性に期待が高まる一方で、盗塁数増加などの影響も注目されています。

今季から導入された新ルールでは、「守備シフトの制限」と「ベースの拡大」以外に「ピッチクロック」というルールもあります。こちらの動画では、ピッチクロックについても詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ピッチクロック!MLB新ルール導入

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