
速い選手の走りを真似して、つま先から接地しようとする人も少なくありません。しかし、体がうまく乗り込めていない状態でのつま先接地は、スピード低下やケガにつながる可能性があります。
この記事では、末尾の動画をもとに、つま先走りの注意点と改善トレーニングを紹介します。
腰が乗らないつま先接地はスピードを落とす原因に
つま先が早く下がった状態で接地すると、体がうまく乗り込めず、リーチアウトのような接地になりやすくなります。すると、体全体を使って地面に大きな力を伝えにくくなり、足先で引っかくような動きも出やすくなります。その結果、ストライドが短くなり、1歩ごとの接地時間も長くなってしまいます。
速く進もうとして頑張っているつもりでも、かえって力みが出て非効率な走りになるため、腰が乗らないつま先接地は避けたい動きです。
つま先走りは足のケガにつながることもある
腰が乗っていない状態でつま先接地を続けると、足の前側に負担が集中しやすくなります。バネ機能として働く筋膜や腱を痛めやすく、場合によってはしばらく走れなくなるようなケガにつながることも可能性もあります。
また、ケガを避けようとして自然と腰が引けると、さらに速さを奪うフォームになってしまいます。足が遅い、ケガをしやすい、タイムが伸びにくいと感じる人は、つま先だけを意識した走りになっていないか確認することが大切です。
つま先を上げて真下接地を身につける練習を行う
改善には、つま先を上げる筋肉を鍛え、体の真下で接地する感覚を身につけることが大切です。
動画では、つま先を上げたまま歩く「つま先上げ歩き」、股関節を使って足を体の真下へ運ぶ「足の軌道確認」、つま先を立てたまま足を入れ替える「2スキップ・Bスイッチ」、股関節を使って素早く進む「ストレートレッグ」が紹介されています。どの練習でも、つま先を下げず、腰が引けない姿勢を意識することがポイントです。
速い選手のようにつま先で走ろうとしても、腰が乗っていない接地ではスピード低下やケガの原因になります。大切なのは、つま先だけを真似するのではなく、体の真下で地面を捉える自然な接地を身につけることです。つま先上げ歩きやスキップ系の練習を取り入れ、ケガのない効率的なフォームを目指しましょう。





