マーカーを使った7種類のドリブル練習とステップ術

前回マーカーをつかったドリブル練習5種をご紹介しましたが、さらに発展したドリブル・ステップの練習もおこなっていきましょう。
ステップの感覚を身に着けて試合に役立つスキルを習得することができますよ。

マーカーを5つほど準備したら、一列に並べます。
今回の練習でつかうのは、自分の得意な利き足です。
マーカーに対して横向きに立ち、ボールをマーカーの間に入れながら横へとすすんでいきます。
利き足でボールをコントロールしながらマーカーの間にボールを入れて抜く、一連の動作を行ってください。

利き足でボールを引いた後に、ステップ、インアウト、足の裏で止めるという流れを考えながら練習を行ってみてください。
このステップがとても大切です。
速さはとくに必要ないので、ステップを身につける練習として行っていきましょう。

はじめは得意としている利き足で練習をして、慣れてきたら逆の足でもタッチの練習感覚でやってみると良いですよ。

この練習をすると、試合でどのように活用できるのかについてもご紹介していきます。

相手が目の前にいるとします。
ボールを自分の斜め前にだして、一度ボールを止めます。
そのときに引いてすぐに止めてしまうと、ディフェンスからプレッシャーを受けて、ボールを奪われてしまいます。

しかし、今回の練習で実践をした、引いた後に地面に足をつけてからボールに触ることを実践すると、相手から抜けてボールを運ぶことができます。
引いた後に足でボールを触ってしまう方が多くいますが、「自分が後ろにさがる」ということを意識しましょう。

この練習では、ステップの技術を習得するだけでなく、試合で相手との距離をつくる感覚を身に着けることもできます。

マーカーを一列に並べるだけでできる練習なので、家の前などちょっとしたスペースを活用して、積極的に練習してみてくださいね。